新型コロナウイルス後遺障害の鍼灸治療と感染予防対策

◎新型コロナウイルス後遺障害の鍼灸治療について

 2019年12月31日、中国湖北省武漢市で病因不明の肺炎が検出されました。WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルスであると確認し、翌2020年の1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。これを受けて日本政府は、新型コロナウイルスによる感染症を「第2類指定感染症」に指定しました。

 感染の広がりとともに、マスクやアルコール消毒液が全国各地で品薄となりました。2月初旬には、新型コロナウイルスに感染した人がクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」に乗船していたことが発覚。横浜港で長期検疫体制に入りましたが、その後も感染者が増え続ける事態となりました。

 3月29日、新型コロナウイルスに感染したタレントの志村けんさんが合併症の肺炎で死去されるなど、多くの方の訃報に接しました。

 4月7日、7都府県に「緊急事態宣言」が発令。渋谷鍼灸治療院も同日から4月26日まで休診となりました。同月「第1波」がピークに、8月「第2波」がピークになりました。

 2021年1月7日、2回目の緊急事態宣言が首都圏に発令。その後、11都府県に拡大し3月21日まで続きました。「第3波」がピークを迎えました。

 4月に65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種が開始されました。全国で再び感染が拡大し、変異株「アルファ株」が関西を中心に流行。翌月には「第4波」となりました。7月には変異株「デルタ株」とみられる「第5波」が始まりました。

 2022年7月に「第7波」に入り、「オミクロン株」の派生型「BA・5」への置き換わりが進み、感染者が増加しているとみられています。

■新型コロナウイルス後遺障害には当院の鍼灸治療を

 渋谷鍼灸治療院では現在、「アルファ株」や「デルタ株」等に感染した方で、後遺障害を訴える患者さんが増えています。嗅覚障害、のどの痛み、全身の倦怠感、関節の痛み、脱毛等。また、高齢者の運動不足による機能障害、環境の変化によるストレス、ストレス性の自律神経障害等などの症状です。

 また、不定愁訴を訴える患者さんも増加しています。具体的には肩が上がらない、胸が痛い、背中が痛い等の症状です。

 これらの症状の原因は定かではありませんが、基本的に免疫が落ちて体調を崩している人が多いということは言えると思います。

 気血の流れが良くなり、免疫が上がり、元気になる鍼灸治療は、前述の症状にもたいへん有効であることを、施術を通してあらためて確認をさせていただいています。

 感染しないことが第一前提ですが、感染してしまった場合でも、寛解後の鍼灸治療によって救われる方がいらっしゃいます。ぜひ一度、渋谷鍼灸治療院へお越し下さい。

 

◎新型コロナウイルス感染予防対策について

渋谷鍼灸治療院では、感染予防対策として以下の事項を徹底いたします。ご協力をお願い申し上げます。

・ベッドの使用台数を減らし、間隔を2m以上あける
・ディスポシーツ、ディスポフェイスペーパーを使用する

・朝昼夜など適宜室内の換気を行う
・空気清浄機を待合室(30㎡)に1台、治療室(60㎡)に2台配置し、24時間稼働させる
・室温約26℃、湿度50~55%を保つ

・全スタッフは毎朝検温する
・施術者はマスクを着用する
・施術者は施術の直前にその都度手指の消毒をする(65%以上のアルコール使用)
・施術者は患者様の手指の消毒を確認する
・会計時はトレイで受け渡しする(トレイの消毒)

■患者様への対応

・手指消毒のアルコールで消毒をお願いする(65%以上のアルコール使用)
・検温をお願いする
・施術中もマスクの着用をお願いする
・着替え対策
 A.ベッドサイドでの着替え(カゴの消毒)
 B.ロッカーでの着替え(ロッカーの消毒、鍵の消毒)
・お帰りの際  水分補給と手指のアルコール消毒をお願いする

・誠に勝手ながら、当面のあいだ新しい患者様にはご遠慮いただいております。電話相談は承ります。


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